低インシュリンダイエット

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低インシュリンダイエットの方法と痩せるしくみ、ダイエット効果のまとめです。


「低インシュリンダイエットの概要」
普段の食事のメニューから、血糖値が上がりやすい(GI値が高い)食品を減らすことで、体の代謝を活性化させ、カロリーの摂取量を抑える効果を目的としたダイエット法です。

ダイエットおすすめ度 : ☆☆☆☆★ (星4つ)


「低インシュリンダイエットの目的」
低インシュリンダイエット法には2つの目的があります。

・体の代謝を活性化させる
1日のカロリー摂取量のうち、1日のエネルギー消費量を超えたエネルギーは脂肪に変換され、エネルギーが必要な時のために体内に貯蔵されます。体の代謝を活性化させると1日のエネルギー消費量が増えるため、脂肪に変換されるエネルギーが減り、太りにくい体になります。

・カロリー摂取量を抑える
1日のカロリー摂取量を1日のエネルギー消費量に合わせることで、健康的なダイエットを行うことができます。急激にカロリー摂取量を減らすよりも、長い時間をかけてゆっくりとカロリー摂取量を減らすと、リバウンドや健康障害を起こさず健康的に痩せることができます。


「低インシュリンダイエットで痩せるしくみ」
低インシュリンダイエット法で痩せるしくみには2つの理由があります。

・血糖値を急激に上げる食事を避け、インシュリンの分泌量を減らす
炭水化物などの糖質が体内に入ると、血糖値が上がり、インシュリンが分泌されます。インシュリンは糖質をエネルギーとして筋肉などに送り、消費されなかった糖質を脂肪に変換し貯蔵します。血糖値を急激に上げる食事を避け、インシュリンの分泌量を減らすことで、糖質を脂肪として貯蔵することを防ぎます。また、すでに貯蔵されている脂肪が燃焼しやすくなります。

・血糖値が上がりにくい(GI値が低い)食品は食べ応えがあるものが多く、噛む回数が増える
血糖値が上がりにくい(GI値が低い)食品は食べ応えがあるものが多く、噛む回数が増えることで満腹中枢が刺激され、少量でも満腹感を得ることができます。




「低インシュリンダイエットの方法」
低インシュリンダイエットの方法は以下のとおりです。

「低インシュリンダイエットレシピ」
血糖値の上がりにくい(GI値が低い)食品を摂ります。小麦と糖類の多い食品は避けましょう。肉類、魚介類、乳製品、卵は何を食べてもOKです。

「血糖値が上がりやすい(GI値が高い)食品」
・白米、もち、コーンフレーク
・パン全般(ライ麦パン、全粒粉パンは食べてもOK)
・うどん、そうめん、インスタントラーメン
・イモ類(さつま芋は食べてもOK)、ニンジン、とうもろこし、かぼちゃ、栗etc

「低インシュリンダイエット法」
1. 1日3食の食事から、血糖値が上がりやすい(GI値が高い)食品を減らします。
2. 食事の際に血糖値が急激に上がらず、インシュリンの分泌量が減るため、糖質を脂肪として貯蔵することを防ぎます。また、すでに貯蔵されている脂肪が燃焼しやすくなります。
3. 血糖値の上がりにくい(GI値が低い)食品は食べ応えがあるため、噛む回数が増え、いつもより少ないカロリーで満腹感を得ることができます。
4. 1日の食事のカロリー摂取量を抑えることができます。




「低インシュリンダイエットの効果」
低インシュリンダイエットは、体の代謝を活性化し、カロリーの摂取量を少なくするタイプのダイエット法です。即効型のダイエット法ではありません。有酸素運動などのダイエットと組み合わせると、効果が出やすいダイエット法でもあります。


「低インシュリンダイエットの評価」
ダイエット効果が出やすく、痩せるしくみもわかりやすいダイエット法ですが、ダイエットの持続性が心配なダイエット法でもあります。

ダイエットおすすめ度 : ☆☆☆☆★ (星4つ)
・効果が出やすいダイエット : ☆
・健康障害を起こす危険性が少ないダイエット : ☆
・痩せるしくみがシンプルでわかりやすいダイエット : ☆
・持続性があり、続けていきやすい簡単なダイエット : -
・おすすめのダイエット法 : ☆

「低インシュリンダイエットの注意点」
低インシュリンダイエットの効果は、個人の体調や体質によって大きく異なります。ダイエット方法や程度によっては健康を害する恐れもありますので、専門書などで確認した上でご自身の判断で行って下さい。万が一、体調に不快感があればすぐにダイエットをやめ、医師に相談して下さい。

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